NTTドコモは2月14日、FOMA契約者2万4362人分の個人情報が外部に漏洩した可能性があると発表した。ある報道機関が同社に提出した個人情報のリストが同社の契約者リストと一致した。

 漏洩したのは、名前、住所、携帯電話番号、一般加入電話番号からなる個人情報。リストには、新潟県中越地震の被災地で料金減免措置を行っている約6万3000人の顧客の一部と2004年12月1日~23日にFOMAのデータ通信で「ナビダイヤル」サービスを利用した顧客が含まれているという。

 同社は原因について「システムの不具合から内部からの情報の持ち出しまで、ありとあらゆる可能性があり、調査中の段階」(広報部)としている。

安藤 正芳=日経コンピュータ