東日本旅客鉄道(JR東日本)の子会社であるJR東日本メカトロニクスと凸版印刷は、非接触式/接触式共用のICカード「Suica対応ハイブリッドカード」を開発した。東京都が設立し、来年度中に開業予定の新銀行東京がキャッシュカードとして採用する。

 Suica対応ハイブリッドカードは、接触式ICカードの部分が銀行のキャッシュカードやクレジットカードの機能を実現し、非接触ICカード(Suica)の部分が乗車券や電子マネーとしての機能を実現する。通常のSuicaとは内部のアンテナ形状などが異なる。

 Suica対応ハイブリッドカードの第1号ユーザーである新銀行東京のカードは、ICカード乗車券とクレジットカードの機能を備えた「ビュースイカ・カード」としても使うことができる。さらに、JCB加盟店でのクレジット払いに使える。ICカードに対応してないクレジットカードの決済用端末や銀行ATM(現金自動預払機)で利用できるように、カードに磁気ストライプを用意した。

(本間 純=日経コンピュータ)