マイクロソフトは10月8日、徳島県のNPO(特定非営利活動法人)「JCI Teleworkers' Network」と共同で、障害者の自立と社会参加の支援に乗り出した。同社が昨年始めた社会貢献プログラム「UP(Unlimited Potential)」の一環で、「徳島UPプログラム」と呼んでいる。徳島県庁も後援する。

 JCIは聴覚、視覚などに障害を持つ人々の就労を促進する目的で、パソコン教育を実施している。マイクロソフトは、同社製ソフトウエアを無償提供したり講師を派遣するほか、教室スペースを確保するコストを負担するなどの方法でJCIの活動を支援する。

 徳島UPプログラムでは、障害者のIT教育のほか、在宅学習の促進、新しい就労の創出と就労機会の提供、移動パソコン教室、移送・介助支援体制の整備、指導者の養成などを実施する。

本間 純=日経コンピュータ