サイバード京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は、携帯電話向けWebサイトのセキュリティ診断サービス開始に向け、共同研究を開始する。今年11月から、本サービスを提供する予定である。

 携帯電話向けWebサイトでも、CGIの欠陥による情報漏洩や、Webアプリケーションの脆弱性を突いたなりすましの危険性が高まっている。両社によると、国内で実際に携帯電話を使ったなりすまし事件が発生した例もあるという。Webサイトのセキュリティ診断サービスは数多くあるが、携帯電話向けに特化したサービスは珍しい。

 サイバードは携帯電話特有の脆弱性の洗い出しや傾向分析を担当する。一方、KCCSは現在通常のWebサイト向けに提供している脆弱性診断サービスを基に、検査・防御対策の検討や診断ツールのカスタマイズを行う。11月以降、両社は共同で営業活動に当たる。

本間 純=日経コンピュータ