みずほ銀行は7月20日、勘定系システムの統合に伴う移行作業の1回目を成功させた。移行作業は、日経コンピュータで既報の通り、旧第一勧銀と旧富士銀の勘定系システムが並存する現在の構成を、旧第一勧銀のシステムに片寄せするもの。8回にわたる移行作業の初回を、7月17日土曜日から19日月曜日にかけて実施していた。

 移行対象店舗は、システム統合に伴い破棄する旧富士銀行の勘定系システムに接続された旧富士銀の拠点4カ所。具体的には、浅草橋、恵比寿、東陽町、深川東の4支店と恵比寿支店の出張所である恵比寿ガーデン出張所。

 2回目となる次回の移行作業は、8月7日(土)から8日(日)にかけて、数店舗を対象に実施する。すべての移行が完了する12月まで予断を許さない状況が続くものの、1回目の移行を無事成功させたことに、関係者は胸をなで下ろしているに違いない。みずほ銀行のシステム担当者の努力が結実した結果であると言える。

大和田 尚孝=日経コンピュータ