ソフト開発会社のグレープシティは7月9日、Windowsの印刷データを画像データなどに変換するツールの新版「LEADTOOLS ePrint 4.0J」を販売開始した。新たにPDF生成機能を備え、暗号化を可能にした。価格は1万2600円。

 同製品は、プリンタ・ドライバとして機能する。ユーザーは、WordやExcelなどでドキュメントを作成し、同製品をプリンタ・ドライバに指定して印刷を実行すれば、JPEGやTIFF形式などの画像ファイルやPDFを生成できる。設定画面で、暗号化を指定すれば、RC4の暗号化方式によってデータを暗号化し、指定したパスワードで復号できる(写真)。ユーザーごとに編集や印刷の権利など指定可能である。

 新版の価格は、旧版の1万5540円よりも安くなった。これは、旧版には開発キットを同梱しており、新版には含めないため。開発キットを使えば、同製品をアプリケーションに組み込んで利用できる。新版用の開発キットは別売りで近々提供する。

森側 真一=日経コンピュータ