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坂村健教授、腕時計型のICタグ・リーダーを披露

2004/07/08

薬ビンの中身を読み取る

 東京大学の坂村健教授は7月7日、腕時計型のICタグ・リーダー「UC-Watch」を公開した。同氏が所長を務めるYRPユビキタスネットワーキング研究所が開発したもの。わざわざ「当てる」操作しなくても、ICタグを張り付けた品物を手に持つと同時にその内容を読み取ることで、作業効率が向上するという。

 これは、7月9日まで東京ビッグサイトで開催中の第7回組み込みシステム開発技術展の講演で披露したもの。PDA(携帯情報端末)型のICタグ・リーダー「ユビキタス・コミュニケータ」や、携帯電話型の「UC-Phone」に続く試作機である。同研究所は「μ(マイクロ)UC」と呼ぶ小型ICタグ・リーダーの機能セットを定義しており、UC-Watchはこれに基づくもの。今後、「UCペンダント」や「UCバッジ」が登場する可能性もある。

 UC-Watchは、ユビキタスIDセンターが管理するICタグの番号体系「ucode」に基づくデータ読み取り機能を持つ。読み取ったデータは微弱無線を使って送信する。坂村氏が主催するTRONプロジェクトのセキュリティ仕様「eTRON」にも対応している。画面は120×160ドット。時計機能として時刻や日付を表示するほか、背景画像やメニューを変えることもできる。重さは電池を除いて約100gだが、今後軽量化を図りたいとする。

(本間 純=日経コンピュータ)

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