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企業が競争を勝ち抜くカギは、差異化でなくスピードだ

大和田 2004/06/24 日経コンピュータ

 「世の中の進化や変化のスピードがどんどん速まる今日、経営戦略の寿命は世界的に見て2年半。3年単位の中期経営計画は策定する意味がない時代になった。企業がそうした競争社会を勝ち抜くカギは、やろうとしているビジネス戦略を他社よりも早く実現することだ」。IBMビジネスコンサルティング サービス(IBCS)の金巻龍一執行役員 戦略コンサルティングサービス担当パートナーは強調する。

 金巻執行役員は続ける。「他社と差異化するための画期的なビジネス・モデルをじっくり考え、時間をかけて一から実現しようとしていては、その間に社会が変化して時代遅れになるかもしれない。それにせっかく苦労して作っても、すぐ他社に真似されてしまう」。

 むしろ重要なのは、たとえ他社が思いつくようなものでも、他社より早くそのビジネス・モデルを実現することだという。「ITを使い、既存のビジネス・モデルの組み合わせで、とにかく早く経営戦略を実現することが重要だ」(金巻執行役員)。

 経営戦略を素早く実現する上で注意すべきは、現状のビジネス・モデルの問題点を正確に把握することと、改善策とその効果を分析し、優先順位をつけて計画的に実施することだという。「従来の“業務改善”のように、悪いことをすべて洗い出して一度に変えるのでは、時間がかかる上に効果が不透明」(金巻執行役員)。

 例えばIBCSが企業の変革可能性を分析する「オンデマンド成熟度分析サービス」は、既存のビジネス・モデルの問題点を3週間で分析し、5段階のレベルで診断結果を出す。同サービスは世界で18社、日本では5社が実施したという。

 問題を指摘するだけでは、「現状の問題はイヤと言うほどわかっている。わかっているけど変革できないから困っているんだ」と経営者は納得しない。そこで「わかっているけどできない」顧客に、変革を阻害する要因の分析と解決策を提示する。「IBCSが作成した業種別の業務テンプレート(CBM)に顧客の業務プロセスを当てはめ、ビジネス・モデルのコンポーネント化と再設計をしていく」。CBMは流通や製造など約20以上の業種別に用意する。業務プロセスの再設計の際、必要であればIBM自身が持つ業務コンポーネントも提供する。

 一方で、「変革を進めてみたが効果がいまいち」という企業も少なくない。金巻執行役員は「世界のCEOの6割が、変革を実施したがうまくいかないと感じている」との調査結果を述べる。「リエンジニアリングのようにやり方を変えるだけでは、真の変革はできない。ITを使い、やることをいち早く変えることが不可欠だ」と、金巻執行役員は早く変革することの重要性を繰り返し指摘する。

大和田 尚孝=日経コンピュータ

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