日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は6月8日、次世代光ディスク規格「Ultra Density Optical(UDO)」を採用した大容量ストレージ「HP StorageWorks Ultra Density Opticalファミリ(UDOファミリ)」を発売した。1枚30GバイトのUDOディスクを使うことで最大7Tバイトの容量を実現する。

 UDOはソニーが中心になって開発した。Blu-ray Discと同じく青色レーザーを使う光ディスク技術だが、Blu-ray Discとは別の規格である。

 データ転送速度は8Mバイト/秒。ルーター経由でSAN(Storage Area Network)に接続できる。データの書き換えをできなくするWORM(Write Once Read Many)機能を持つ。ディスクに書き込んだデータは50年以上の長期保管が可能。

 デスクトップ向けドライブ「30ux」(写真)は68万2500円。ジュークボックス型ストレージは、ミドル・レンジの「1000ux/1900ux/2300ux」とハイエンドの「3800ux/7100ux」がある。価格は1000uxが336万円から、3800uxが756万円から。

大森 敏行=日経コンピュータ