無料インターネット電話サービスなどを手掛けるインターネットテレフォンは6月17日、オフィスソフト「EIオフィス2004」の販売を開始する。同ソフトは中国のエバーモア・ソフトウェアが開発したもので、インターネットテレフォンが日本語化して提供する。

 EIオフィスの特徴はワープロ、表計算、プレゼンテーション・ソフトの機能が一つのアプリケーションに統合されていること。画面を最大3分割して同時に作業を進めることができる(写真)。米マイクロソフトなど他社製オフィス・ソフトのように別々に起動させる手間を省ける。

 EIオフィスで作成したワープロ/表計算/プレゼンテーションのファイルは、独自形式の一つのファイルにまとめて保存できる。マイクロソフト製オフィス・ソフトとの互換機能を備え、Word形式、Excel形式などでの読み出しや保存は可能だが、この場合は、それぞれの機能ごとに別々のファイルに保存する必要がある。

 このほか、複数のEIオフィス・ユーザー同士がサーバーを介さずに同一のファイルを共有できる機能やインスタント・メッセージ機能を備える。動作OSはWindows98以降かRedHat Linux 7.3以降。価格は1万7800円。

 販売形式は専用サイトからのダウンロード販売か、代理店を通じた販売になる。代理店は、今のところNTT北海道テレマート、NTTコムウェア北海道の2社。今後はさらに増やす計画。

矢口 竜太郎=日経コンピュータ