秋田地域IX(インターネット・エクスチェンジ)の運営会社であるデータコアは4月21日、情報セキュリティ・マネジメント規格「BS7799-2:2002」および「ISMS(Information Security Management System)適合性評価制度認証基準Ver.2.0」の認証を獲得したと発表した。BS7799-2とISMSを同時に取得したのは、秋田県内では初という。

 BS7799は、英国規格協会(British Standard Institute)が定めた情報セキュリティ・マネジメントに関する規格。ISMSは日本情報処理開発協会がBS7799を参照して制定した国内規格である。単なるセキュリティのみならず、障害が発生した場合の事業継続性といった項目も評価対象に入っている。

 データコアでは、昨年2件のネットワーク障害が起きたが、その後運用体制の強化に取り組んできた。データコアの佐藤誠氏は、「障害を教訓として、ネットワーク構成を見直すとともに、運用管理体制の改善に取り組んできた。今回の認証で、こうした取り組みが正しかったことが、客観的に評価されたと考えている」と語る。

広岡 延隆=日経コンピュータ