運用管理ツール・ベンダーのビーエスピーは4月1日、オープン・システム向けのジョブ管理ツールの新版「A-AUTO for UNIX/Windows/Linux/OS400 V5」を出荷する。特徴は、ERPパッケージ(統合業務パッケージ)のジョブ管理機能を追加したこと。オープン・システム向けのA-AUTOのメジャー・バージョンアップは、2年ぶり。

 管理可能になったERPパッケージは、SAPジャパンの「R/3」と日本オラクルの「Oracle E-Business Suite(EBS)」。このほか、SAPジャパンのデータ分析ツール「BW」も管理できる。これらのジョブと、UNIX、Windows、Linuxを搭載するサーバーやAS/400で稼働するシステムのジョブを合わせて管理できるようになる。

 新版では、操作画面を改善。ジョブの構成とジョブ・スケジュールを同一画面で設定できるようにした。監視可能なサーバーOSは、AIX、Solaris、HP-UX、Tru64 UNIX、MP-RAS、RedHat AS、Turbolinux 8、Turbolinux Enterprise Server 8 for IBM zSeries、Windows98/NT/2000/2003/XP。価格は35万円から。

西村 崇=日経コンピュータ