経済産業省は、今月末までにCMMI(能力成熟度モデル統合)の日本語版解説書を発行する。これは開発元の米カーネギーメロン大学ソフトウエア工学研究所(SEI)が作成した英語の原文を和訳したもの。独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)のWebサイトで公開する予定である。

 CMMIはソフトウエアの開発プロセスを改善するためのモデルで、CMM(能力成熟度モデル)の後継版。CMMIを解説した書籍はいくつか出てはいるが、SEIの公式文書の日本語訳はなかった。翻訳する際に、用語の定義や意味を吟味した。

 実はこのCMMI日本語版解説書は、昨年の5月に発行する予定だった。これまで発行が延期になっていたが、「年度末までには発行できる」(情報処理振興課)という。

(安保 秀雄=日経コンピュータ)