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新星堂、ECサイト再構築でMacOS搭載サーバーを採用

2004/01/30

銀色に輝く6台のXserve CDやDVDなどの販売を手がける新星堂は、アップルコンピュータ製のサーバー「Xserve」6台(写真)を利用して、電子商取引(EC)サイトを再構築した。1月19日から稼働している。

 新星堂の保坂正明EC卸営業部EC販売課EC特販課長は、Xserveを採用した理由を「ECサイトで黒字を確保するには、システムのコストを抑える必要があった。さまざまなサーバーやASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービスを検討した結果、Xserveを選んだ」と説明する。構築コストは約1700万円である。

 同社はこれまで、ECサイトにサン・マイクロシステムズの「Sun Enterprise 220R」を利用していた。しかし増設を検討したとき、サンのサーバーは1台約300万円と高価だった。一方、今回導入したXserveは、2プロセサ構成で1台約70万円。これにはBSDベースのOS「Mac OS X Server」、Webアプリケーション・サーバー・ソフトが付属している。新星堂は、Xserveのほうが将来的に増設時のコスト・メリットが高いと判断した。

 再構築したECサイトは、Webサーバーを兼ねるアプリケーション・サーバーが2台、CDの楽曲情報などを管理するデータベースが2台、コンテンツ管理用サーバーが2台、という構成。アプリケーションはJavaで開発した。データベース管理ソフトには、Mac OSで動作するサイベースの「Adaptive Server Enterprise」、コンテンツ管理ソフトには、フレームワークソフトウェアの「WebRelease」を利用している。アクセス数やデータ量が増えた場合は、アプリケーション・サーバーやデータベース・サーバーを増設する。

 データベース・サーバーでは、ECサイトで販売するCDやオリジナル商品など26万商品のデータ、アーチストのデータなど50GBのデータを管理している。CDは1カ月で2000種類増加し、3年後には現在のデータ量が1.5倍になると見込んでいる。新星堂のEC卸営業部EC販売課の上新浩文氏は、「将来的にデータが増えても、Xserve RAID(アップル製のストレージ)を利用すると、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)製品よりも価格が安く魅力的だ」という。Xserve RAIDは、3.5テラバイトの容量で129万7800円。

 このほかXserveに付属している独自の管理ツールの操作性も評価した。「サンのサーバーを管理できる担当者は1人だけだったが、Macの操作画面を持つXserveなら多くの担当者が管理できる」(上新氏)という。

坂口 裕一=日経コンピュータ

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