オージス総研は1月29日から、UMLツール「Konesa 2.1Basic」の出荷を始める。3万円とUMLツールとしては破格の安値に設定した。3月31日まではキャンペーンとして2万円で販売する。オージス総研UMLソリューション部Konesa推進チームの正田塁マネジャーは、「UMLをシステム開発の現場でさらに利用してもらうため、廉価版を提供することにした」と説明する。

 Konesa 2.1Basicは、既存のKonesa2.1の機能を限定したり、販売チャネルをWebサイトに限るなどして価格を抑えた。Konesa2.1の最低価格は19万8000円(今年3月までキャンペーン価格で9万5000円)だった(Konesa Stand Aloneの場合)。
 
 Basicでは、UML1.4に基づいた各種の図が書ける。Basicで書いた図はIDE(統合開発環境)のEclipseに取り込める。取り込んだ図はJavaのソースコードの生成に利用できる。ただしKonesa単体でソースコードを生成する機能や、IDEの「JBuilder」、IBMのUMLツール「Rational Rose」とデータをやり取りする機能など、Stand Aloneにあったいくつかの機能は使えない。

 動作OSはWindows98/NT/2000/XP。「SEShop.com」と「CECソフトダイレクト・ドットコム」の2サイトで販売する。

西村 崇=日経コンピュータ