米SWソフトの
セルゲイ・ベローゾフCEO

 「コバルトの置き換えを狙う」。ホスティング・サービス・プロバイダ向けのサーバー管理ソフト「PLESK」で知られる米SWソフトのセルゲイ・ベローゾフCEO兼マネージング・ディレクタはこう語る。同社は1月末にPLESKの新版「Plesk 7」を発売する。Plesk 7の新機能は、アイコンを多用した新しいユーザー・インタフェースや迷惑メールへの対応などだ。

 PLESKの競合製品には、管理ソフトが組み込まれた米サン・マイクロシステムズのアプライアンス・サーバー「コバルト」がある。ただ、サンは2003年12月末にコバルトの販売を打ち切った。PLESKでこの市場を取ろうというのだ。

 日本では、ホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE)の「HDE Controller 3.0 Linux版 ISP Edition」も競合する。PLESKの利点は価格だ。HDEの製品は12万8000円。これに対しPLESKは、1ドメインのライセンスは個人使用/お試し版という位置付けで無料。10ドメイン・ライセンスで1万2800円、30ドメインで2万4800円、ドメイン数無制限でも10万9800円である。

 PLESKの日本語化と日本での販売はアレスが担当している。アレスは2003年10月にPlesk 6日本語版を発売した。Plesk 7日本語版は2月中に発売する予定。

【訂正】
上記の価格は2003年12月末までのキャンペーン価格であり、現在の価格は10ドメイン・ライセンスが1万5000円、30ドメイン・ライセンスが2万9500円、ドメイン数無制限ライセンスが11万8000円です。お詫びして訂正します。

大森 敏行=日経コンピュータ