ネットエージェントは1月7日、一般的なファイアウォールでは防ぎきれないコンテンツを判断してブロックするファイアウォール・ソフト「One Point Wall」を発表した。1月27日に発売する。CD-ROMからブートして使用するため、サーバーへのインストールや設定が不要なのが特徴。ブリッジとして動作する。

 ブロックするコンテンツの内容により4種類の製品がある。価格はそれぞれ9万8000円/100デバイス(クライアント、サーバーの合計台数)。2ちゃんねるへの書き込みを禁止する「One Point Wall 2ちゃんねる書き込み」(2ちゃんねるの閲覧は可能)、仮想通信ソフト「SoftEther」の通信をブロックする「同SoftEther」、PtoPファイル交換ソフト「WinMX」の通信をブロックする「同WinMX」、オンライン・ゲーム「Final Fantasy XI」のサーバーへのログインをブロックする「同FFXI」がある。

 ユーザーが希望する種類の通信をブロックする「One Point Wallカスタム」も用意する。価格は24万8000円から。上記4製品の中の複数の機能をまとめて使用したい場合もカスタム扱いになる。

 必要なハードウェアは、CD-ROMブートが可能でネットワーク・インタフェースを2個以上備え、Pentim III(2次キャッシュ統合タイプ)800MHz以上、64Mバイト以上のメモリーを搭載したサーバー。

大森 敏行=日経コンピュータ