写真●日本ネットワーク・ アプライアンスの FAS980/980c |
写真●同NearStore R200 |
980cは2台の980を接続して利用することで、一方に障害が起きた際に、もう一方で処理を続けさせるフェイル・オーバーを可能にする。2台構成で使った場合の合計ディスク容量は最大64Tバイトで、Gbイーサネット・インタフェースを14個まで、FCインタフェースを8個まで装備可能。価格は980の場合で4500万円から。
NearStore R200はSCSIディスクに比べて安価な、ATAディスクを使ったディスクアレイ・ストレージ。バックアップ・システムなどでの利用を想定している。ディスク容量は8T~96Tバイト。8Tバイト単位で増設可能。Gbイーサネット・インタフェースを5個まで、FCインタフェースを2個まで装備できる。価格は2500万円から。
欧米では金融機関や医療機関などを中心に、法令によって電子データを長期に保存しなければならなくなっている。膨大なデータの保管用に、NearStoreなどのATAディスクを使ったストレージ装置の需要が伸びている。鈴木康正社長は、「今後日本でも、同様の電子データの保管に関する法規制が入って、市場の拡大が見込まれる」という。