日本IBMは10月17日、同社が提供するIAサーバー「eServer xSeries」の中下位モデル合計6機種を値下げすると発表した。価格競争力を強化して、中小規模のシステムへの導入を促進するのが狙い。従来価格に比べて最も値段が下がる「xSeries 235」の一部のモデルは38%引きで、109万円から67万5000円になる。

 価格改定の対象機種は、xSeriesのうちタワー型ではプロセサを1個搭載できる「205」と同2個搭載可能な「225」および「235」。ラック型では「305(2プロセサ機)」、「335(1プロセサ機)」、「345(2プロセサ機)」の計6機種。IBMは今回の価格改定と同時に、IAサーバーの保守サービス料金を約30%割引するキャンペーンを実施する。

 中下位のIAサーバー市場では、日本IBMのほか日本ヒューレット・パッカードも今年に入ってから、価格改定を実施している。

大和田 尚孝=日経コンピュータ