サン・マイクロシステムズは10月7日、UltraSPARC IIIiプロセサを搭載したラックマウント型サーバー「Sun Fire V440」(写真)などを発表した。V440の価格は161万9000円から。米サン・マイクロシステムズでボリューム・システム・プロダクツを担当するニール・ノックス エグゼグティブ・バイス・プレジデントは、「V440は価格重視で開発した製品。競合相手である米デルのサーバーと比べ、10~20%低価格だ」と自信を見せる。

 Sun Fire V440は、動作周波数が1.062GHzまたは1.28GHzのUltraSPARC IIIiプロセサを2~4個搭載。主記憶は4G~16GB。内蔵するハードディスクの容量は145.6G~293.6GB。アプリケーション・サーバーやデータベース・サーバーとしての利用を想定している。「4プロセサ構成が可能なサーバーとしては、デルより安い」というのがサンの言い分だ。

 サンは同日、タワー型サーバー「Sun Fire V250」とワークステーション「Sun Blade 1500」も発表した。V250は1.062GHzまたは1.28GHzのUltraSPARC IIIiプロセサを最大2個搭載可能で、価格は48万5000円から。Sun Blade 1500は1.062GHzのUltraSPARC IIIiプロセサを1個搭載し、44万9000円から。出荷開始はV440とBlade 1500が10月下旬、V250が11月下旬である。

(松浦 龍夫=日経コンピュータ)