日本航空、カンタス・オーストラリア航空、香港のキャセイ・パシフィック航空、シンガポール航空は9月25日、貨物業務に関する共通のポータル・サイト「Ezycargo」を開設したと発表した。まず9月25日に香港でサービスを開始し、10月にシンガポール、11月にオーストラリア、12月に日本で利用可能になる。システム開発はシンガポールのCargo Community Network(CCN)と香港のGlobal Logistics System(GLSHK)が担当した。

4社の貨物輸送サービスの顧客は、Ezycargoを通じて予約、積載スペースの指定、貨物の追跡、フライト・スケジュールの確認などができる。Ezycargo側は、年内をメドに機能をいっそう拡充する予定。

 今回、Ezycargoを開設した4社は、アジア・太平洋地域を代表する航空大手。ほかにも「現在、いくつかの航空会社がEzycargoに興味を示しており、近い将来、採用を表明すると思われる」(キャセイ航空)としている。

金子 寛人=北京支局特派員