アドビ システムズは5月15日、「Adobe Acrobat6.0 日本語版」を発表した。7月4日に出荷を開始する。「6.0」以降は、従来「Acrobat Reader」と呼んできたPDFファイルの閲覧ソフトを「Adobe Reader」と改称。さらに日本語版では初めて、PalmOS対応版の閲覧ソフトを用意する。

 Adobe Acrobat6.0 日本語版は、PDF(Portable Document Format)形式の電子文書を作成するソフト。新版では、Macromedia Flash形式のアニメーション、QuickTimeやMP3といった形式の動画・音声をPDFファイルに埋め込むことができる。さらにマイクロソフトのWordやInternet Explorer、Visioなどのツールバーに、専用のボタンを追加する機能が加わり、これらのソフトから文書を直接PDF形式で保存できるようになる。

 Acrobat6.0で作成した文書は、アドビ システムズが同社のWebサイトで無償配布する閲覧ソフト「Adobe Reader 6.0 日本語版」で閲覧できる。

(本間 純=日経コンピュータ)