CRM(カスタマ・リレーションシップ・マネジメント)ソフトのASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)専業であるセールスフォース・ドットコム(http://www.salesforce.co.jp/)は、5月22日から中小企業向けの超低価格版CRMソフト「Team Edition」の提供を開始する。使用料金は5ユーザーで14万8000円。

 この価格は、既存の主力CRMソフト「Professional Edition」の半額以下。同社はProfessional Editionのほかに大企業向け統合型CRMソフト「Enterprise Edition」を提供済み。国内280社のユーザー企業のうち75%がProfessional Editionを利用している。同社はTeam Editionを投入することで、来年1年間で新たに1000社の顧客の獲得を目指す。

 TeamEditionは取引先や訪問予定、商談進捗、日報管理などといった営業活動を支援する基本機能を備える。既存のProfessional Editionに比べて、キャンペーン管理や見込み客管理、多言語・多通貨表示などの機能を削ぎ落とした。「システム導入の手間もほとんどかからず、最大でも1週間程度あれば実際に使うことができる」(セールスフォース・ドットコムの北村彰社長)としている。

(戸川 尚樹=日経コンピュータ)