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動画サーバーで運用の手間ゼロに,トヨタファイナンスが導入

2003/04/08

写真上:店頭のプラズマ・ディスプレイ クレジット・カード「TS3CARD」を展開するトヨタファイナンスは、名古屋市にある店舗「キュービック・プラザ」に動画配信システムを導入した。導入作業は昨年12月に完了、コンテンツを充実させてこの4月から本格的に活用する。

 このシステムは大型のプラズマ・ディスプレイを使って、カード・サービスの告知やニュースなどの情報配信を行うもの。「道行く人に立ち止まってディスプレイを見てもらい、カードの認知度を向上させるのがねらい」(トヨタファイナンスの宮崎洋一カスタマサービス本部サービス企画部企画課グループマネージャー)と説明する。現在、店外に向けて42インチ型のプラズマ・ディスプレイを3台、店内に50インチ型を1台、設置している(写真上)。

 それぞれのプラズマ・ディスプレイには、ソニーの動画サーバー「NSP-100」(写真下)を1台ずつ接続している。内蔵のハードディスクに6M〜8Mビット/秒の画質で記録した動画コンテンツを保存しておき、設定に従って自動再生する。トヨタファイナンスの西嶋和宏カード事業本部マーケティング部担当部長は、「店舗内の社員は日常の業務で忙しい。VTRのテープをセットして、決まった時間に再生するという手間は極力避けたかった」という。

写真下:動画サーバー 動画コンテンツは店舗に設置したパソコンで簡単に作成可能。テレビコマーシャルの動画も制作会社からデジタル・テープで提供され、店舗内のパソコンで配信用フォーマットに変換できる。作成した動画コンテンツは、パソコンからFTPでLANを介して動画サーバーに自動転送される。「動画コンテンツを変更する作業を、その都度専門の業者に依頼する必要がないため、コスト削減になる」(西嶋担当部長)と評価する。将来、同様の店舗を新設した場合はIPネットワークを経由して、遠隔の店舗の動画サーバーにもコンテンツを配信できる。一連のシステムは日本ビジネスコンピューター(JBCC)が構築した。

 このほか、ソニーの動画サーバーは、ディスプレイの電源のオン/オフ制御、外部入力との切り替えなどもできる。トヨタファイナンスはこれらの機能を活用して、営業時間が終了した後も行き交う仕事帰りのビジネスマンなどに向けて、動画を配信している。「夜は明るいプラズマディスプレイが特に映える。設定した時間にプラズマ・ディスプレイが自動的に切れるので、運用の手間はかかっていない」(西嶋担当部長)という。

 システム構築費用は、プラズマ・ディスプレイと動画サーバー各4台、パソコン1台などを含めて1000万円弱。動画サーバーを利用しない場合、複数のビデオやDVD再生機に加えて、これらを切り替える装置が必要で、構築費用が1200万〜1500万円程度かかる見込みだったという。

(坂口 裕一=日経コンピュータ)

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