ファイザー製薬臨床開発部門は2月24日、ナレッジマネジメントを本格的に導入したと発表した。新薬の研究/開発の効率を向上させることが狙いだ。
ナレッジマネジメントの本格化に当たってファイザー製薬は、新薬に関連するあらゆる情報を共有するシステムを構築した。社員はWebブラウザを使って、新薬の研究/開発の内容と進ちょく状況だけでなく、関連する担当者一人ひとりのスキルも確認できる。
例えば、承認申請の担当者は業務プロセスの進ちょく状況を逐次把握できるので、研究/開発と並行して申請手続きを進めることができる。研究/開発や臨床試験の内容に詳しい担当者を検索して、必要な情報を素早く収集することも可能だ。
情報共有システムの構築には、ナレッジマネジメント向けソフトを開発・販売するリアルコムの「REALCOM KnowledgeMarket」を採用した。
【訂正】 上記の記事について公開後ファイザー製薬およびリアルコムから事実関係に誤りがあるとのご指摘があり、
・第1段落の「ファイザー製薬」を「ファイザー製薬臨床開発部門」に修正。
・第1段落の「新薬の研究/開発、臨床試験、監督官庁への承認申請、販売開始に至る一連の業務プロセス」を「新薬の研究/開発」に修正。
・第2段落の「製造装置や製造工程、関連する担当者一人ひとりのスキルも確認できる」を「関連する担当者一人ひとりのスキルも確認できる」に修正。
以上のように修正しました。お詫びして訂正します。