NTTデータと三洋電機の合弁会社、NTTデータ三洋システムは1月21日、PLM(プロダクト・ライフサイクル管理)ソフト「Teamcenter」の販売を開始した。同社で営業統括部長を務める角川(つのかわ)征男取締役は「三洋電機でTeamcenterを使ったシステムの開発・運用経験を積んできた。ここに来て、外販していくだけの力が付いたと判断した」と新事業参入の理由を語る。

 家電製品向けのPLMシステムで培ったノウハウが生きる、金属メーカーやガス会社の市場を中心に事業を拡大していく。「今後5年間で、Teamcenter関連事業を10億円規模に育てていく」(角川取締役)意向だ。

 Teamcenterは米EDS PLM Solutionsが開発したソフトで、日本では日産自動車やマツダなどが導入している。沖電気工業や電通国際情報サービスがすでに販売代理店となっており、NTTデータ三洋システムは7社目の代理店になる。

(森 永輔=日経コンピュータ)