コンピュータ・アソシエイツ 日本法人の三ッ森隆司 代表取締役社長 「日本法人を設立して5年半。ようやく日本独自のビジネスができる体制が整った。今後は日本のお客様のニーズに合った製品を順次投入していく」。コンピュータ・アソシエイツ(CA)日本法人の三ッ森隆司 代表取締役社長は、1月16日に開かれた同社の記者説明会で、今後の製品戦略をこう語った。

 「特にここ1年は、製品開発を担当する米国本社に日本法人のエンジニアを派遣するなど、日本独自の製品を開発するための取り組みに力を入れてきた」と、三ッ森社長は振り返る。

 CA日本法人は2003年内に、日本市場向けに開発したUNIXサーバーのバックアップ用ソフト「BrightStor ARCserve Backup for UNIX」の販売を予定している。管理対象を小型・中型のUNIXサーバーに絞りこんで機能を限定した製品になる見込みだ。このほか、運用管理ソフト「Unicenter」でも、日本独自の製品を投入する計画がある。

 製品だけでなく国内の営業体制も強化していく。「営業・サポート要員を向こう1年で2倍に増やし、お客様や製品を販売するパートナー企業の支援に力を入れる。日本で販売に力を入れていく製品を絞り込み、運用管理、セキュリティといった製品の種類ごとにパートナー企業を支援し、より強固な販売・サポート体制を確立していきたい」と、三ッ森社長は意気込みを語る。

西村 崇=日経コンピュータ