バーテックス リンク(http://www.vertexlink.co.jp/)は12月17日、米フォードや米モトローラ、独BMWなどに導入実績をもつソフト「WebWasher」を発売した。WebWasherはドイツに本社を持つwebwasher.com AG社が開発。URLフィルタリング、コンテンツ・フィルタリング、ウイルス対策などの機能を持つ。販売開始は12月18日から。価格は35万円(50ユーザー・ライセンスの場合)。

 WebWasherの機能は、(1)不要なサイトへのアクセスを制限する「URLフィルタリング機能」、(2)不要・不正なWebのコンテンツをファイル名や拡張子などでブロックする「コンテンツ・フィルタリング機能」、(3)大量の電子メールの送受信によるサーバーのダウンを防ぐため、添付ファイルの種類などで電子メールの一部を排除する「電子メール・フィルタリング機能」、(4)McAfeeのウイルス対策エンジンを採用した「アンチウイルス機能」の四つ。

 これら四つの機能を併せ持つWebWasherの最大のメリットは、「ユーザーが一元的に管理できること」(バーテックス リンクの木佐谷康 取締役ソリューション事業部長)。また、ウイルス・チェックをかける前に、URLフィルタリングとコンテンツ・フィルタリングで検査対象のコンテンツを最小限に抑える「アンチウイルスプリスキャン技術」により、「スムーズなウイルス・チェックが可能になった」(木佐谷取締役)という。

 バーテックス リンクではWebWasherの販売に当たり、日本システムハウスと業務提携した。日本システムハウスが導入の際のコンサルティングやサポートを行う。

(松浦 龍夫=日経コンピュータ)