「オープンソースで町おこし」,北海道・伊達市議の挑戦
まず広田市議が委員長となり、今年9月に「伊達市オープンソースカレッジ準備委員会」を結成した。同委員会は、市民にオープンソースとは何かを知ってもらうのが狙いで、伊達市の商工会議所や教育委員会、市役所のメンバーが参加している。11月2日には地元中学校の体育館で「伊達市オープンカレッジ・プレイベント」を開き、市民にオープンソース・ソフトの良さを伝える。LinuxやFreeBSDなどに強いシステム・インテグレータであるSRAやNTTコムウェアなどが協賛企業として講演なども行う。 広田市議はこういったイベントを開催することで、オープンソースを使ってシステム構築ができるベンダーを伊達市に呼び込みたいと考えている。もともと広田市議がオープンソースに目をつけたのは、「地元中小企業がベンダーから高いハードやソフトを買わされても使いこなせていなかった。簡単さをうたった会計ソフトでも設定が大変で、勘定科目はどうするかとかでまた余計に料金を請求される」という問題意識から。「市役所のシステムにしても、随意契約で最初に納入したベンダーが、継続的に高い保守料を取りつづける。オープンソースであれば構築したシステムを他のベンダーも理解しやすく、ゆがんだ随意契約を是正できる」(同市議)。 来年7月19〜20日に、「伊達市オープンカレッジ・メインイベント」を開催する予定。同時に“準備”委員会を「伊達市オープンソースカレッジ“実行”委員会」に発展解消。活動を伊達市の予算で支援することと、市長に実行委員長への就任を要請する考えだ。 広田市議は、旧富士銀行の情報システム部員だった経歴の持ち主。2000年3月に郷里の伊達市に戻り、情報サービス会社のノマドシステムズ(http://www.nomadsystems.co.jp/)を設立。2000年8月の伊達市議補選で初当選した。1961年生まれ。連絡先はinfo@nomadsystems.co.jp。 (鈴木 淳史=日経コンピュータ)
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