国産ERPパッケージ(統合業務パッケージ)ベンダーのリード・レックス(http://www.reedrex.co.jp/)が,中国での事業展開に本腰を入れ始めた。今年7月,上海に「来客思(ライ・ク・ス)軟件」と呼ぶ現地法人を設立。このたび4人の中国人スタッフを採用して,本格的な営業活動を始めた。

 来客思軟件は,中国に製造拠点を持つ日系企業を対象に,ERPパッケージの「R-PiCS」を積極的に売り込む。初年度で5カ所の工場にR-PiCSを導入し,1億円の売上を見込む。すでに日系企業の中国工場2カ所にR-PiCSを導入することが内定している。

 R-PiCSは中堅の製造業向けのERPパッケージ。生産管理や販売管理,会計など製造業の基幹業務に必要な機能を備えており,国内で300カ所以上の工場に導入した実績がある。

栗原 雅=日経コンピュータ