インターウォーブンのヘール氏 Webコンテンツ管理ソフト「Interwoven」を販売するインターウォーブン・ジャパン(http://www.interwoven.co.jp/)は10月以降,Interwovenと連携して動作するアドオン・ソフトを順次出荷する。Interwovenは,Webページを構成する文章や画像データなどをデータベースで一元管理して,Webページの管理を容易にするソフト。NECや伊藤忠テクノサイエンスなどが販売している。

 今回投入するアドオン・ソフトは,コンテンツ管理用のポータル・サイトを構築する「TeamPortal」,文書管理用の「TeamDoc」,プログラムのソース・コードを管理する「TeamCode」の3製品。米インターウォーブンのマーク・ヘール コンテンツ技術ディレクタ(写真)は,「まず文書管理用のTeamDocを,企業の一部門などに導入していくことをねらう」と話す。「TeamDocは,文書承認用のワークフローや機能や文書検索機能を備えている。米国ではグループウエアのように利用されているケースもある」。TeamDocの初期導入費用は,10ユーザーで882万円から。

 ヘール ディレクタは,「業務用のポータル・サイトを構築している企業では,TeamCodeのようなソース・コードを管理するソフトも有用だろう。Webコンテンツをわかりやすく表示するために,JavaやJavaScriptなど多用されているからだ」と続ける。TeamCodeはソース・コードをWebコンテンツと同様に管理し,複数の開発者が分散して開発作業を進めたり,完成したコードのテストをワークフロー機能を使って進められるようにする。

坂口 裕一=日経コンピュータ