日本パラメトリック・テクノロジー(PTC)は,電子・機械部品向けオンライン電子カタログ作成・管理ツール「PTC PartsLink」を2002年1月に発売する。

 このツールを使えば,既存の部品データを電子商取引の規約であるロゼッタネット/e-CALS準拠のデータに変換することや,重複・不要部品の抹消が容易になる。部品の仕様や,その部品の実装方法,品質・保守情報などもデータベースに格納できるので,設計/生産/購買/保守部門などが利用できる。ロゼッタネットに対応した複数企業の部品データの中から,1回の検索指示で所望の部品データをかき集める,といった使い方が可能。

 「設計者は労力の約20%を部品の選定に費やしており,今回のツールを使うことでこの労力を削減できる。実装方法や品質・保守情報などを様々な部門・企業が共有することでコラボレーションを実施するための部品データベースを構築可能だ」(日本PTC)とする。

 日本PTCは1月からPTC PartsLinkを発売するが,沖電気工業がすでに利用し始めており,ロゼッタネット/e-CALS準拠の部品データベースを構築中だ。

安保 秀雄=日経コンピュータ