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「今年度中は思い切り身を縮める」,沖電気も業績を下方修正

2001/10/02

沖電気の篠塚社長 沖電気工業は10月2日,2001年度(2001年4月〜2002年3月)の業績見通しを下方修正した。世界的なIT投資の落ち込みや半導体価格の低迷を受けての措置。2001年度の連結売上高見通しを当初予測の7800億円から7000億円に,経常利益は220億円から50億円にそれぞれ修正した。同社の篠塚勝正社長は「IT事業の先行きは不透明さを増している。2003年度以降の回復を期待して,今年度は思い切り身を縮め,事業構造の徹底的な改革に取り組む」と決意を新たにする。2005年度に連結売上高1兆円を目指す,中期計画「フェニックス21飛翔」は変更しない。

 事業構造の改革に向けた取り組みのうち,情報システム関連は,「金融関連に社内のリソースをより集中する」(篠塚社長)という。沖電気が得意とする営業店システムや後方事務処理システムだけでは成長が頭打ちになるとして,金融マーケットプレイスや金融/地域ポータル,インターネット決済などの新規事業に積極的に取り組む。同社がトップ・シェアを持つATM(現金自動預け払い機)事業では,生産の効率化や新たなOEM先の開拓などにより,いっそうのシェア向上を目指す。情報システム関連で2005年度に4150億円の連結売上高を挙げるのが目標だ。

 篠塚社長は,今度の半導体市場に関して「現在の不況が早くても2002年度後半まで続く」という見通しも明らかにした。「今年9月初めにはいったん底を打ったと思ったが,(9月11日の)テロ事件でまったく先行きが見えなくなった。2002年度前半の回復を期待するのは楽観的すぎる」と語った。

星野 友彦=日経コンピュータ

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