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「Visual Studio.NETは複雑さとは無縁」,米マイクロソフト担当者が強調
Visual Studio.NETは,米マイクロソフトが今年末に出荷を予定している開発ツール。同社の次世代戦略「Microsoft.NET」における中核製品である。各種のWebサービスを部品のように組み合わせて,Webサービスを開発できる。マイクロソフト日本法人は8月28日,開発者に向けて日本語版のベータ2を配布し始めたばかりである。 トレッドウェル ジェネラルマネージャは,Visual Studio.NETの特徴を,「とにかく簡単に開発ができること」と話す。「Visual Studio.NETを使えば,利用するサービスの部品をダイアログで選んでいくだけで,連携するためのコードを自動生成してくれる。Visual Studio.NETがローレベルの作業を代替してくれるため,開発者が細かい技術仕様にとらわれる必要はない。ある既存のEC(電子商取引)サイトと同等なサイトを,Visual Studio.NETで開発したところ,処理性能は3倍になり,ソースコードの量は70%減少した」(同)。 ただし,Visual Studio.NETの初版は,開発言語としてJavaを採用していない。Visual Studio.NETはVisual Basicのほか,マイクロソフトが新開発したオブジェクト指向言語のC#,さらに富士通が提供するCOBOLやFORTRANなど,約20種類の開発言語を利用できる。しかし,現時点ではその中にJavaの名前は見あたらない。今やインターネットにおける開発言語として,確固たる地位を築いたJavaを採用しないことは,マイクロソフトの首を絞めることにつながりかねない。 トレッドウェル ジェネラルマネージャは,「多分に政治的なトピックなので,多くは話せない」としながらも,「確かに,Javaを外したことは,マイクロソフトにとって大きなチャレンジだ」と話す。その上で,「Javaを知っている開発者なら,C#をとても簡単に理解できる」と話し,Java開発者の取り込みに意欲を示した。加えてマイクロソフトは,Visual Studio.NETの出荷後,Javaアプリケーションを.NET環境へ移行するツール「Java User Migration Path to Microsoft .NET」を出荷する。これを使うと,JavaのソースコードをC#に変換して,動作させることができるという。 (玉置 亮太=日経コンピュータ)
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