少額決済専門の「イーバンク銀行」が7月23日にサービス開始
少額決済に特化したサービスを提供するインターネット専業銀行「イーバンク銀行(http://www.ebank.co.jp/)」が始動する。7月23日午前9時に開業し,口座開設の申し込み受け付けを始める。8月上旬には,約50のショッピング・サイトやポータル・サイトで,イーバンク銀行の決済サービスが利用できるようになる見通しだ。
例えば,イーバンク銀行に出資しているヤフーのオークション・サイトでは,イーバンク銀行に口座を開設した落札者が,同じく口座を開設している出品者に対して購入代金を支払うときに,イーバンク銀行の決済サービスを利用できる。その際の送金手数料は無料,口座維持手数料も必要ない。
イーバンク銀行の松尾泰一社長(写真中央)が「当社は他の銀行とビジネスモデルが大きく違う」と説明するように,イーバンク銀行の収入源は一般的な銀行とまったく異なっている。イーバンク銀行は,同社の決済サービスを使えるようにするショッピング・サイトなどの事業者から手数料を徴収。「この手数料が当社の収入のすべてだ」(若山健彦副社長,写真左)。
つまり,ビジネスモデルから見て,イーバンク銀行の最大のライバルは既存の銀行ではなく,クレジットカード会社と言える。イーバンク銀行は,クレジットカード会社がショッピング・サイト事業者などから徴収する手数料と比べて,「半分ぐらいの手数料をいただく予定だ」(若山副社長)。割安な手数料体系を用意することで,多くのショッピング・サイトに対して,イーバンク銀行の決済サービスを採用するように促す。同行は5年後に300万口座の獲得,5000億円の取扱高を目指すとしている。
(川又 英紀=日経コンピュータ)

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