ソフトハウスのプーマテック ジャパン(http://www.pumatech.co.jp/)は6月21日,Webサイトを運営する企業向けの新サービスを開始した。サービスの名称は「Mind-it ボタンサービス」。プーマテックのサーバー上にあるアプリケーションが,顧客企業のWebサイトの記述内容を定期的に解析し,内容が更新されていれば希望者に電子メールで知らせる。顧客企業は,インターネット上で実施する販促キャンペーンの情報や,Webサイトに掲載した新製品の情報などを,ターゲットとする利用者に効率良く通知できるようになる。この種のサービスは国内では初めて。

 Mind-it ボタンサービスの特徴は,顧客企業が簡単に,自社のWebサイトにメール通知機能を追加できること。既存のWebサイトのソース・コードに,利用者登録用のコードを1行だけ書き加えればよい。これにより,Webサイトに利用者の登録ボタンが表示される。

 利用者は登録ボタンをマウスでクリックして,自分の電子メール・アドレスを登録。Webサイトの内容が変更されると,この電子メール・アドレスに対して変更通知とWebサイトのURLが届く。

 Mind-it ボタンサービスのアプリケーションが解析できるのは,HTMLとコンパクトHTMLで記述したWebサイトに限られる。料金は年間9万8000円。すでに,XML(エクステンシブル・マークアップ・ランゲージ)専門のベンダーであるインフォテリア(http://www.infoteria.com/)や,求人紹介サイトを運営するダイジョブ・ドットコム(http://www.daijob.com/)など8社が,自社のWebサイトでこのサービスを利用することを決めている。

栗原 雅=日経コンピュータ