ITサービス売上高のトップは富士通,IDCが調査結果を公表
調査会社のIDC Japan(http://www.idcjapan.co.jp/)は,システム・インテグレーションやコンサルティング,アウトソーシング,保守,教育などSEやCEが提供するIT(情報技術)サービスの売上高ランキング調査の結果を公表した。首位は富士通で1兆1538億円,2位は日立製作所で8057億円,3位はNECで5986億円。以下,日本IBMとNTTデータが続く。NECは,ハードやソフトを含めたコンピュータ事業全体の売上高では富士通に次ぐ2位だが,ITサービスでは3位に甘んじた。
IDCは同時に,ITベンダーのシェア獲得能力と市場適合度を測る「リーダーシップグリッド」の調査結果も公表した。こちらは1位は富士通,2位は日立,3位は日本IBMだった。シェア獲得能力とは,財務力や事業拠点の配置,ブランド力など,ITベンダーが提供するサービスを支えるインフラを総合的に評価するもの。シェア獲得能力だけで見た場合の1位は富士通,以下に日立と日本IBMが続いた。一方,市場適合度はSEの専門知識,パートナとの提携戦略,サービス・メニューの内容など,市場の需要に合致するサービスを提供しているかどうかを評価するもの。こちらは日本IBMが首位で,富士通とNTTデータがこれに続いた。
売上高の大きいITベンダーがリーダーシップグリッドでも上位に位置している中,日本IBMは売上高順位の割にリーダーシップグリッドの評価が高かった。パートナとの提携戦略とサービス・メニューの充実度で高い評価を得た。一方,売上高の割にリーダーシップグリッドが低かったのは東芝。売上高が6位であるのに対して,リーダーシップグリッドは9位に甘んじた。日本IBMとは逆に,パートナとの提携戦略とサービス・メニューの充実度の評価が低かった。
(森 永輔=日経コンピュータ)
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