米JDエドワーズのマクヴェニーCEO ERPパッケージを手がける米JDエドワーズは米国時間の6月11日,サプライチェーン計画(SCP)用ソフト「APS(アドバンスト・プランニング・ソフトウエア)」の拡販策を明らかにした。「中堅・中小企業への拡販を目指して,競合他社が提供するSCPソフトより格段に安くする」(JDエドワーズのエド・マクヴェニーCEO)。APSを突破口に,中堅・中小市場を開拓し,同社製ERPパッケージ「OneWorld Xe」の顧客獲得を目指す。

 今後,システム規模などによって異なるが,APSのライセンス価格は15万ドル程度になる。JDエドワーズは,APSの低価格化と同時に,米IBMと共同でAPS導入支援サービスを開始する。JDエドワーズとIBMが共同で営業活動を実施する。「受注後も,両社がプロジェクト・チームを作って,システム開発作業から,IBM製ハードウエア上での稼動テスト,利用部門への操作教育まで手厚く面倒を見る」(マクヴェニーCEO)。こうしたサービスによって,APSの導入にかかる期間を「約16週間にする」(同)。

戸川 尚樹=日経コンピュータ,米デンバー