米国の大手システム・インテグレータ,コンピュータ・サイエンセズ・コーポレーション(CSC)が4月1日,日本法人「日本CSC」を設立した。代表取締役社長には,CSC日本支社長だった畑中豊氏が就任した。
CSCは,米IBMグローバル・サービセズ(IGS),米EDSと並ぶ大手システム・インテグレータ。米国では金融機関や州政府を対象にした大型アウトソーシング事業を手掛けるとともに,銀行や生損保,カード会社など金融機関向けのアプリケーション・パッケージ事業も展開している。
CSCは1996年から日本支社をおいていたがここへ来て,カード会社などから大型案件を受注できたため,日本法人の設立に踏み切った。CSCが日本法人を設立したことで,米国の大手システム・インテグレータが日本市場に出そろったことになる。
日本CSCの資本金は1000万円。今後,早期に増資し,システム・エンジニアを増員するために,日本のIT企業の買収や資本参加に乗り出すとみられる。(谷島 宣之=日経コンピュータ)