フランステレコムの子会社で,国際通信サービスを提供するグローバル ワンは東京都品川区にデータセンターを開設,3月1日からサービスを開始する。サーバー・ホスティングやWebサイト構築サービスの提供に加え,テレマーケティング会社と提携して,電子商取引を開始する顧客企業向けにヘルプデスク・サービスも提供する。データセンター事業で国内後発となる同社は,付加価値の高いサービスで特色を出していく。
グローバル ワンが電子商取引を展開する企業向けに提供するサービスの名称は「e-Business starter kits」。3種類のプログラムのうち,kit3と呼ばれるプログラムで,テレマーケティング会社の「もしもしホットライン」によるヘルプデスク・サービスを提供する。同社のデータセンターを利用する企業は,自前でサポートセンターなどを整えずに,サポート機能をそのままアウトソーシングできるという。月額費用は150万円から。
グローバル ワンは当初,ヘルプデスク・サービスの提供を予定していなかった。だが,「潜在顧客である企業と話をしていくと,電子商取引を開始しようとしている多くの企業が,サポート体制の構築に頭を悩ませていることがわかった」(グローバル ワン データセンター セールス チームの村上雅章部長代理)。そこで標準的なサービスとして提供することにしたもの。同様に,顧客からの要望が多かった企業向けの代金決済サービスに関しても,ダイヤモンドリースと提携し提供する。
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