「ユーザーとベンダーの間の溝を埋める」,システムアナリストの協会が発足
通産省の情報処理技術者試験「システムアナリスト試験」の合格者が中心となって運営する「日本システムアナリスト協会(http://www.jsag.org)」が11月16日,活動方針を発表した。情報システムの導入・活用の具体的な方策をWeb上で公表したり,情報化を進める中小企業の相談窓口を設置することを目指す。同協会の清水順夫会長は,「現在,ユーザーとベンダーの間には溝がある。その溝を埋めるための仕組みや人材が不足している。たとえば,ユーザーとベンダーの間では,トップ・レベルでも現場の技術者レベルでも協調できていない場合がけっこう多い。その原因と解決方法を研究し世の中に提言したい」と抱負を語る。さらに,情報システムを活用しようとしてもやり方がわからず困っている中小企業に中立的な立場から助言するような活動も行う予定。
日本システムアナリスト協会は,11月11日に発足したばかり。会員数は今のところ151人。うちシステムアナリスト試験の合格者は107人で,合格者総数1580人のうちの約7%。会員の構成比は,おおざっぱに言って,ベンダーや経営コンサルタントなどが約4割,ユーザーが約4割,独立したコンサルタントなどが約2割という。年会費は2000円で,会長をはじめ役員・会員とも無報酬,いわば手弁当で運営する協会である。
(安保 秀雄=日経コンピュータ)
|