日本語を含んだ一般ドメイン名の登録受付時間が,「日本時間の11月10日午前9時」で確定した。.COM/.NET/.ORGといった一般ドメイン名(gTLD)の登録業務を請け負うレジストラは,グリニッジ標準時間の11月10日午前0時(日本時間で同午前9時)から,日本語を含む他言語ドメイン名の登録受け付けを全世界で一斉に開始する。日本語の場合,登録可能な文字列は,ひらがな,カタカナ,漢字の3種類。すべて先着順で受け付ける。

 gTLDを管理する米ネットワーク・ソリューションズ(NSI)はこのほど,各国のレジストラに対し,ドメイン名登録用のデータベースを11月10日に開放する時刻として,「グリニッジ標準時間日午前0時」と通知した。NSIは11月10日にデータベースを開放することだけを公表し,時刻は明らかにしていなかった。

 NSIからの通知を受け,他言語ドメイン名の登録業務を許可されているレジストラは一斉に準備に取りかかっている。日本では,インターキュー(http://www.interq.ad.jp/)が,データベースの開放時刻ちょうどに登録受付を開始する。

 インターキューは,同社がマイクロソフトと実施している「お名前ドットコム」と呼ぶ,Web上のドメイン名登録サービスを利用して受け付けする。日本語を含むドメイン名の登録料は英数字のドメイン名の登録料(年間3600円)のほぼ半額近くに設定する予定。ただし,正式な価格はまだ発表されていない。

井上 理=日経コンピュータ