NEC,日立製作所,三菱電機の3社は10月31日,インテルの64ビット・プロセサItaniumを搭載するサーバーの試作機をユーザー企業向けに限定出荷した。いずれもユーザー企業にItanium搭載機を試用してもらい,正式出荷後の早期導入を促すことが狙いである。

 各社のItanium搭載サーバーの正式出荷時期は,2001年春ごろになる模様。インテル日本法人のジョン・アントン社長は「日本の会計年度が切り替わるころには,各社からItanium搭載機が出そろう」との見通しを日経コンピュータに示している。

 NEC,日立,三菱電機のItanium搭載サーバーは,OSとして次期Windows(開発コード名はWhistler)とLinuxの64ビット版を使う。NECと日立のサーバーは,このほか,HP-UXのItanium版も搭載できる。搭載するItaniumの数は,NECが最大16個,日立が8個,三菱が2個である。

星野 友彦=日経コンピュータ

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