ジャパンネット銀行の宮井社長 この12日に開業した国内初のインターネット専業銀行「ジャパンネット銀行(http://www.japannetbank.co.jp/)」の宮井芳行社長が日経コンピュータとの単独インタビューに応じ,抱負を語った。宮井社長の発言の骨子は以下の通り。

 「当社が目指しているのは,ディズニーランドのような銀行だ。ディズニーランドは,従業員全員が高いサービス意識を持ち,お客様が何度も訪れてくれる。当社もインターネットの世界で,顧客第一主義を徹底し,何度も当社のサービスを利用してくれるようにしたい。そのためにお客様1人ひとりが便利と感じていただける金融サービスを提供していく。

 何事も革新的にやらなければ,人の心を動かすことはできない。“インターネット専業”というこれまでにない枠組みをとることで,初めて顧客の心を動かすようなサービスを提供することができると信じている。社員のアイデアを積極的に取り入れ,顧客向けサービスの質を上げていきたい。

 3年後には黒字化したいと考えている。そのためには最初の半年が勝負だろう。来年には,ソニー銀行という好敵手も出てくる。ソニーのブランド力は,確かにお客様に強くアピールするだろう。しかし日本を代表する企業が多数出資する当社も,お客様の“信頼”という点では,いい勝負ができるはずだ」。
(聞き手は,戸川 尚樹=日経コンピュータ

日経コンピュータ11月6日号で,宮井社長のインタビューを掲載する予定です。ご期待ください。