日本アイ・ビー・エムは,一般企業を対象にしたポータル・サイトの構築支援サービスを来年初めに始める。米IBMソフトウエア・グループでポータル・サイト関連のマーケティング・ディレクターを務めるマーセル・ファン・ホール氏が日経コンピュータに明らかにした。

 日本IBMのポータル・サイト支援サービスの名称は「WebSphere Portal Server」。企業内ポータル・サイト(EIP)だけでなく,一般企業が顧客などに公開するポータル・サイトの構築も対象にする。「EIP関連市場は全世界で急成長している。IBMは,日本でも,この分野に積極的に取り組み,50%を超えるシェアを確保したい」とホール氏は意気込む。

 WebSphere Portal Serverの中核は,ポータル・サイトから,既存のデータベースを検索するシステムの構築サービス。ポータル・サイト用サーバーとデータベース・ソフトの間を連携ミドルウエアの「IBM Enterprise Information Portal(IBM EIP)」で接続することで実現する。IBMのWebアプリケーション・サーバー製品WebSphereを使ったポータル・サイト用サーバーの構築なども手がける。(西村 崇=日経コンピュータ