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ウォルマート方式で効率化,レコード協会など4団体が来年1月にも無線ICタグ実証実験を開始(1)

2004/08/09

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日本レコード協会事務局長の田中 純一氏

 日本レコード協会などAV(音響・映像)ソフト関連業界4団体は2005年1月にも,UHF帯の周波数に対応した無線ICタグの実用化を目指した実証実験を開始する計画だ。経済産業省が2004年度に行う「電子タグ実証実験事業」の一環として手がける。今回の実証実験を通じてレコード協会など4団体は,「物流工程における入出庫管理業務などの効率化や,販売店における棚卸管理や盗難防止など,業界全体の業務プロセスを改善できるシステムの構築を目指す」(レコード協会事務局長の田中 純一氏)という。

 今回の実証実験を行うのはレコード協会のほかに,DVDソフトなどの業界団体である「日本映像ソフト協会」とレコード販売店の業界団体である「日本レコード商業組合」,CD・ビデオレンタル店の業界団体である「日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合」の3団体。さらに,CDやDVDなどの物流業務を手がける「日本レコードセンター」(NRC)と「ジャパン・ディストリビューションシステム」(JDS)の2社も参加する。実験場所はNRCとJDSの物流倉庫のほか,販売店とレンタル店が中心になるという。

 物流倉庫における実験では,商品を納めた段ボール箱などにUHF帯に対応した無線ICタグを張り付け,入出庫管理や在庫管理,返品管理などをリアルタイムで行う計画だ。販売店とレンタル店のバックヤードにおける在庫管理や棚卸管理の実験にも,UHF帯対応のタグを使う。さらに販売店とレンタル店における実験では,13.56MHz帯またはUHF帯に対応したタグをCDやDVDなどに直接張り付け,店頭視聴や販売・レンタル情報管理,盗難防止などにどの程度の効果があるかを調べる予定である。

「ウォルマート方式」で入出庫管理を効率化

 これらの実験を中心になって行うレコード協会は2003年度に,無線ICタグの基礎実験を独自で行った経緯がある。「無線ICタグで何ができるのか」を調べるために,13.56MHz帯対応のタグを使った実験を2003年8月に金沢市で,UHF帯対応のタグを使った実験を2004年3月にグアムで行った。

 CDにタグを直接張り付けて行ったこれらの実験の結果,店頭視聴や店頭精算,レンタルの履歴管理,盗難防止などの個体管理にはある程度の効果が期待できるが,物流倉庫や販売店における入出庫管理や在庫管理に使うには問題があることが分かったという。段ボール箱の中や陳列棚に並んだ多数のCDに張り付けたタグの情報を,一括して読み取るのが難しかったからだ。複数のCDに張り付けたタグ同士の距離が近いと,タグが発生する電磁波が干渉するなどして読み取りにくくなる。



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