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【米国ICタグ・レポート3】次世代のタグ製品が続々,ミドルウエアも充実(1)
「クラス1ジェネレーション2(Gen2)への移行パスを用意しています」。米国シカゴで3月29〜31日に開催された無線ICタグのユーザー企業向けカンファレンス「RFID Journal Live! 2004」の展示会場で,よく聞かれた言葉である。米エイリアン・テクノロジや米マトリクス,米インターメックなど無線ICタグ・メーカーが口を揃えて強調していたものだ。展示会場では,タグ・メーカーのほかソフトウエア・メーカー,システム・インテグレータなど47社がすぐ目の前にある市場を狙って,熱心に製品を売り込んでいた。次世代の無線ICタグ・システムやミドルウエアが続々と登場しようとしている勢いが感じられた。 クラス1Gen2(UHFジェネレーション2)は,これまで複数あったEPCglobal(旧Auto-IDセンター)の規格を置き換え,一つに統一することを狙ったものである。既存の規格に比べて通信速度を向上させ,同時読み取り数を最大1750個/秒 注1)に増やすなど,性能を強化した。2004年9月にはその暫定仕様が固まり,各タグ・メーカーが一斉に製品を出荷してくる模様。例えばインターメックは「2004年9月にクラス1Gen2対応製品のサンプル出荷を始める」(消費財シニア・ビジネス開発マネージャのジョン・ラムセン氏)と先を急ぐ。 もっとも米ウォルマート・ストアーズと米国防総省(DoD:Department of Defense)が無線ICタグを導入する2005年1月の時点で,ユーザー企業がクラス1Gen2製品の評価を終え,採用に踏み切れるかどうかは不透明である。クラス1Gen2の標準化作業が遅れる可能性もある。そこで各タグ・メーカーはクラス0やクラス1といった既存の製品から,クラス1Gen2製品への移行パスを用意しようとしている。具体的には,タグ・リーダーのファームウエアのアップグレードなどで,既存のタグとクラス1Gen2対応のタグの両方を読めるようにする。ほとんどのタグ・メーカーは,その準備ができている状態だ。 独自の技術を使い,特徴のある無線ICタグを開発するベンチャー企業も会場の注目を集めていた。米インピンジとイスラエルのパワー・ペーパーがそれである。 インピンジは,書き込み時でも読み出し時とほぼ同じ8m以上(米国の場合)の距離から通信できる無線ICタグ「Zuma」を展示していた。Zumaは2004年3月23日に発表したもので,量産開始は2004年6月の予定である。 【2004年4月16日訂正】記事掲載当初,上記の段落において米インピンジ社の製品名が「Zima」とありましたが,正しくは「Zuma」でした。おわびして訂正します。【以上,訂正】 |1/2|次ページへ
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