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【RFIDユーザーフォーラム・レポート】UHF帯の実験がスタート,家電業界は良好な実験結果をビデオで報告(2)書籍業界は,2.45GHz帯の無線ICタグを使った実験を2003年にも実施している。そこで分かったのが2.45GHz帯の水分に対する弱さだった。本は湿気を含むことなどにより,意外に多くの水分を含んでいる。雨の日などに本に挟んで読み取ると1割程度が読めなくなった。また書籍の物流現場では,金属への対応も検討が必要だと分かった。書籍は重量が重いため,ほとんどのコンベアが金属製。確実に読み取るには,金属対応の無線ICタグを利用したり,リーダーの設置場所を工夫したりしなければならない。 アパレル業界では,2004年2月に13.56MHz帯の無線ICタグを使った実証実験を実施。多数の商品を同時に読み取ろうとすると十分な読み取り精度が得られないことが分かった。ケースに70枚入れたTシャツは,ケースから取り出さないと確実には読めなかった。しかしそうした場合でも,10枚ずつなどに分ければ確実に読み取ることができ,それでもバーコードよりは効率がよい。そうした工夫をすることで,無線ICタグの導入効果は高いことが分かったきたという。コスト効果については今後,詳細に検証する。UHF帯の無線ICタグにいても実験も行い,その性能を比較する予定だ。 経済産業省の新原氏は,2004年度の無線ICタグの推進政策についてコメント。2004年度は,無線ICタグ関連で30億円の予算があり,10業界程度に広げる実証実験と,1枚5円の低価格タグの開発を目指す「響プロジェクト」に割り当てるという。 (安東 一真) 前ページへ|1/2|
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