ライブドアは2005年6月15日,屋内外で利用可能な公衆無線LANサービス「D-cubic」を同年7月に開始すると発表した。従来のいわゆる「ホットスポット・サービス」と異なり,アクセスポイントを面展開するので設置場所を気にする必要がない。利用料金が月額525円(定額)と安価なのも特徴。しかも,同社が提供するさまざまなサービス(livedoor.comドメイン)のWebページに限れば無償で接続できる。

 2005年7月に開始するのは,港区と新宿区の一部。試験サービスと位置付けて無償で提供する。同年10月からは本格サービスに移行。山手線内の80%のエリアでサービスを提供する。2006年3月までに東京23区全域にエリアを広げる。また,2006年12月,2007年12月にはそれぞれ関東の1都8県,全国主要都市にサービスエリアを拡大する。
 
 面的に広がった無線LANサービスを提供するため,電柱に無線LANのアクセスポイントを配置する。山手線内の場合で約2200カ所設置する。電柱と電柱までの光ファイバ回線はパワードコムに借りる。
 
(中道 理=日経バイト)