ラック松下電工は2005年4月14日,企業内ネットワークに接続された未登録のパソコンを検知する「IntraPOLICE」を発売した。各セグメントを監視するアプライアンス(センサー)と,センサーを管理するソフトウェア(マネージャー)から成る。設定が手軽なことや,比較的安価なことが特徴。価格はオープンだが,マネージャーのライセンスとセンサー10個で200万円程度(保守料込み)になる見込み。ラック,松下電工の両社が販売する。

 IntraPOLICEのセンサーは,ネットワーク上に流れるパケットに含まれるIPアドレスとMACアドレスの情報を利用して未登録のパソコンを検知する。各センサーは登録済みのパソコンのデータベースを持っており,そこに登録されていないIPアドレスやMACアドレスを発見したらマネージャーに通知する。データベースには手動で登録するほか,期間を指定してネットワークに接続中のパソコンを自動登録することも可能。

 センサーから通知を受けたマネージャーは,管理者にメールを送信したり,任意のプログラムを起動したりする機能を持つ。部署移動などでパソコンのセグメントが変わった場合は,マネージャーを使ってセンサーのデータベースを更新する。マネージャーの動作環境は,Windows 2000Server/Professional,Windows XP Professional。

(八木 玲子=日経バイト)